「Wボトム&Wトップで含み益が出ている、でもどこで利確するのかわからない…」
WボトムやWトップの正しい利確ポイントがあらかじめ知っておかないと、エントリーしたはいいものの
逆行してきて含み損を抱えたり、チキン利確した後すんなり利益方向に伸びたりして、メンタルにも財布にも悪いです。
Wボトム&Wトップは基本は逆張り
基本的にWボトムやWトップ手法はそれまでのトレンドに対する逆張りエントリーで、利確ポイントを明確にしておかないと速攻で逆行してくるパターンも多い、だから利確ポイントをエントリー前に決めておくことが重要
また、今回紹介する「Wボトム、Wトップの利確ポイント」で利確した後に、「まだまだ伸びた…もっと持っておけばよかった…」
なんていう場面が腐るほど出てくると思いますが、その時に「悔しい」とか「もうちょっと利益取れそうだから再度エントリー!」をしてしまうとマジで負けまくります。
投資の格言にもあるように、「頭と尻尾はくれてやればいい」って気持ちを持っておきましょう。
FXを1年もやれば分かりますが、継続して底で買って天井で売ることなんて不可能です。
なので、「衝動買い/売り」してしまう人は利確ポイントに来て決済した後はチャートは見ない方がいいですよ。もちろん損切りした後もです。頭と尻尾はくれてやりましょう
この記事は下記のような人向けです
・Wボトム&Wトップの利確ポイントを知りたい人向け
Wボトム&Wトップの利確ポイント3種類
上位足と逆方向のWは倍の値幅を利確ポイントに
上位足と下位足のトレンドが、それまで同じ方向を向いている相場で、Wボトム&Wトップが出たときの利確ポイントです。
基本的にプライマリートレンド(上位足のトレンド)と逆方向にエントリーする場合プライマリートレンドへの逆張りになるので、Wボトム&Wトップの値幅の2倍の長さが伸びきった部分を利確ポイントとして設定します。
倍の値幅を取ったらさっさと撤退しましょう。
その後Wボトム&Wトップの役割を果たしたらそのままプライマリートレンドの方向へと逆行してくることが多いからです。
※決済後そのまま伸びていくことも多いですが、そういった後悔をスルーできるメンタルがFXで負けないために一番重要なことです
利確は右肩からネックまでの値幅の倍の距離
例えば日足、4時間足が下降トレンドで、1時間足or15分足でWボトムが出た場合等はロングで右肩からネックまでと同等の値幅に利確ポイントを置く
上位足と同じ方向のWは抵抗ラインまでを利確ポイントに
上位足と同じ方向のWボトム&Wトップとはつまり上位足方向へのエントリーですが、
それまでの下位足でのトレンドが上位足とは逆方向だった時(押し目、戻り目)に出たWボトム&Wトップでは、上位足での目立つ抵抗されそうなラインに利確ポイントを設置します。
このパターンのWボトム&Wトップは上位足と下位足の方向性が一致するシーンでもありますので、多くの相場参加者が同じ方向でエントリーしてくるので大幅に値幅を取れます。
プライマリートレンドと同じ方向へエントリーする場合は、目立つ抵抗ラインやMAまでを利確ポイントに設置すればOKです。
上位足と同じ方向の利確ポイント
このタイプのWボトム&Wトップはそれなりの値幅が伸びることが期待できるので、利確ポイントは複数決められる場合も多いです。
ここでは2種類程度紹介しておきます。
利確ポイント
①同じ波の前回の高安の起点付近
②高安値を超えることを見越した場合の利確ポイントは、対応する反対側の波の高安の起点
Wボトム
Wトップ
エリオット波動の2波でのWボトム&Wトップは、1波と同じ値幅を利確ポイントに
エリオット波動の2波のWボトムWトップを狙って、3波を1波分の利確ポイントに設定します。
エリオット波動は上昇5波、下降3波で終わるという法則があり、そして「3波は1波の値幅と同様かそれ以上伸びる」という法則にのっとったものです
エリオット波動の各波のエントリーポイントと利確ポイントは下記記事にて詳しく解説しています↓
そのためエリオット波動2波でWボトム&Wトップが形成されれば、自動的に利確ポイントを決めることができます。
Wボトム
利確ポイントは上昇1波と同じ値幅を、3波の起点からあてて測れば簡単に利確ポイントが定まります。
下記は実チャートです↓
Wトップ
基本的にはWボトムと同じで、下降1波と同じ値幅を、3波の起点からあてて測れば簡単に利確ポイントが定まります。
下記は実チャートです↓
まとめ
再度言いますが、今回紹介した「Wボトム、Wトップの利確ポイント」で利確した後に、「まだまだ伸びた…もっと持っておけばよかった…」と思うようなことはFXをやっていれば、何度も体験すると思います。
なので「もっとポジションを握っておくべきだったな…」っていう後悔から再度ポジションを持ち直すことがありますが、
これは緻密に計算された優れたエントリーではなく、単なる衝動買いなのでエントリーすればするほど負けまくります。
Wボトム&Wトップの利確ポイントを決めた時には「頭と尻尾はくれてやればいい」っていう気持ちで、あらかじめ決めていた利確ポイントで決済するか、負けが絶対にないように損切りラインを利益方向にズラしながら、利確ポイントを伸ばしていくのがお勧めです。