Wボトム・Wトップ

【FX】Wボトム&Wトップのベストなエントリーポイントと損切り位置は?

今回はみんな大好き「WボトムやWトップ」のエントリータイミングと損切り位置について紹介いたします。

WボトムやWトップの意識されるエントリーポイントと正しい損切り位置を把握しておかなければ、自分だけが意識する位置でエントリーしたり、リスクリワードを少しでも良くしようと損切り位置を狭めたりすると、

「ネックラインを抜けたからすかさずエントリーしたら速攻逆行して損切りに引っかかった…」なんてことは日常茶飯事になります。

W系の手法では損切り貧乏になったり逆行してきたりして、全く使えない手法と化します。

そのためWボトムの正しいエントリーポイントと正しい損切り位置を紹介させていただきます。

Wボトム&Wトップのエントリーポイント

ネックラインをうわ抜け後エントリー

Wボトム&Wトップの教科書的なエントリータイミングは、天底を2点つけた後反発し、ネックラインを超えたときにエントリーするブレイクエントリーが王道です。

誰もが知っている王道のエントリータイミングと言えます。

その後の利確目標は青色の線までです。

>>Wボトム&Wトップの正しい利確ポイントはこちらで解説 

しかし、ブレイクエントリー手法は上位足で強いトレンドが形成されていない場合、騙しで終わることも多いです。

この手法を試して逆行して損切りにあうひとも多いのでは?

注意点としてはこのネックラインブレイクエントリーはだましが多いことです。
だましに合わないためには次に紹介するネックラインにリバースタッチ後エントリーの方が騙される確率は低くなります

ネックラインにリバースタッチ後エントリー

もう一つの王道的なエントリータイミングは、ネックラインをブレイク後リバースタッチを確認してエントリーする方法です。

エントリするならこのエントリータイミングがお勧めです。

よほど強いトレンドが出ていなければWボトム&Wトップにおいては、再度ネックラインを試すような動きを見せることが多いです。

またネックラインを超えたときにエントリーするブレイクエントリーはだましが多いため、基本的にはネックラインにリバースタッチ後反発を確認してからエントリーする方が勝率が高くなります。

Wボトム&Wトップの損切位置

エントリーポイントを紹介するならば、同時にWボトム&Wトップの損切も知っておかなければなりません。

エントリーと同時に損切りも設定しておくことで、コツコツドカンを防ぐことができます。

僕はFXでエントリーする際損切りポイントは絶対に設定してエントリーします。

これは絶対です。

Wボトム&Wトップでエントリーする際の損切ポイントは下記の通りで、Wボトム&Wトップの根拠が崩れる部分に損切りを設定します。

起点部分に置く↓

Wボトムなら右下の起点部分
・Wトップなら右上の起点部分

損切りは自分の根拠が崩れる部分に置く!

これはどのような手法でも共通して言えることです。

ここでいう根拠が崩れるポイントとは、ダウ理論的にトレンド継続になる部分です。

起点を割ればただのトレンド継続になりますので、それ以上含み損を抱えて付き合う相場ではなくなりますからね

そしてWボトム&Wトップにおいて、この起点の位置に損切りを置く理由は根拠が崩れる以外にもう一つあります。

Wボトム&Wトップのエントリーで損切りを浅めに設定してしまうと…?

Wボトム&Wトップの損切を先ほどの位置にする理由は、根拠が崩れる以外に浅めの損切を刈り取るような動きを見せることが多いからです。

もし仮に先ほどの位置に損切りを置かずに、リスクリワードを良くしたいがために、損切りを浅く設定したとします。

するとWボトムやWトップではネックラインをブレイク後に、ブレイクエントリーした人たちの損切を狩る値動きに損切りを狩られ、その後狙った方向にすんなり伸びていくことが多いです。

WボトムやWトップで方向性は間違ってないのに負けている人は、このようなチャートの損切を狩る値動きに翻弄されて損切り貧乏になっている可能性が高いです。

やらしい動きに損切りを狩られて損をしないために、Wボトム&Wトップの損切は先ほど紹介した場所に設定するのがおすすめです。

損切り位置を起点に置く理由

・根拠が崩れる場所だから
・浅めの損切を刈り取るような動きを見せることが多いから

もっとリスクリワードを良くするWボトム&Wトップのエントリーポイント

Wボトム&Wトップでエントリーする場合は、ネックラインを越えてブレイクエントリーかネックラインにタッチした後にエントリーと紹介しましたが、その場合、リスクリワードは1:1以下となることが多いです。

なぜならプライマリートレンドと同じ方向以外でのWボトム&Wトップの利確ポイントは、ネックからボトムまでの値幅、つまりネックを超えた瞬間すでにリスクリワードが1:1を割ることになります。

そして相場において強いトレンドが出ていたり、エリオット波動が出るチャンス相場は出現頻度が低く、ほとんどがレンジ相場かチャネルのような形で推移しています。

なのでほとんどのWボトム&Wトップの利確ポイントは下記のようにネックラインまでの値幅の2倍を利確ポイントに設定することが多いです。

トレンドが出ていない相場で、2倍の値幅を形成したWボトム&Wトップはその役目を果たし、その後は方向感のない相場に突入するか横軸調整するか大きくリバるかになります。

もちろんそのまま伸びることもありますが、伸びることに望みをかけるのは根拠がない神頼みです。

Wボトム&Wトップの正しい利確ポイントは下記記事にて詳しく紹介しています↓

そのため、もっとリスクリワードが良いエントリーポイントを紹介しておきます。

このエントリー方法は僕自身が使っているエントリー方法です。

斜めのラインを引いてそれをうわ抜けた瞬間エントリー

使える相場

・トレンド相場

このエントリー方法は、上位足のトレンド中に下位足が押し戻りをつけたときに、Wボトム&Wトップが形成された時にのみ優位性の高いエントリー方法です。それ以外は騙される確率が高いです、上髭つけて落ちてくるとか

この斜めのネックラインが意識されるのは、これまでの下降トレンドのトレンドラインとしても意識されているからです。

Wボトムと同時にトレンドラインのブレイクとしてエントリー根拠が成り立つのでエントリーできるという訳です。

斜めのラインを引いてリバースタッチ後エントリー

使える相場

・レンジ相場
・トレンド相場

このエントリー方法は、レンジ相場でもトレンド相場でも使えます。どっちかと言うと強いトレンド相場で、上位足方向と同じ方向でエントリーする場合、そのままリバースタッチをつけてこない場合が多いので、チャネルやレンジ相場の方が良いかもしれません。

ネックラインブレイク後、斜めラインに対してのリバースタッチを待ってからエントリーする方法です。

この方がブレイクエントリーよりも騙される確率が低いです。

WボトムやWトップでは往々にしてネックラインでのブレイクエントリーをしたひとたちの浅い損切り位置を刈り取る投機的な動きをすることが多いです。
それだけではなく、同時に下降トレンドのトレンドラインとしても意識されるためこのような値動きになるのです。

これがWボトム&Wトップの斜めラインに対してのリバースタッチが起こる要因と僕は考えています。

特にGOLDやSILVERではこのWボトム&Wトップの斜めラインにリバースタッチしてから価格が伸びることが多い気がしています。

この斜めラインのリバースタッチは経験則ですが、WトップよりもWボトムでよく見られます

もちろん斜めのネックラインが全く意識されず、そのままリバースタッチせずにそのまま価格が推移することもあります。

「もしリバースタッチが来なければどうするの?」

と思うかもですが、その時はそもそもエントリーを見送ればいいです。

FXは負けなければ何度もチャンスはありますので、見送る勇気をつけましょう。

そうすることで勝率とリスクリワードを常に良い状態でトレードし続けることができます。

トレードする時は相場において、自分の想定の範囲外の動きは無視することで資産を守りながら順調に利益を増やすことができます。

また、エントリー後はこれからどういう風に値動きが推移するか何十通りもイメージしておけば、逆行してきた時に焦らず撤退することができます。

リバースタッチエントリーする時はちゃんと下位足で反発を確認してからエントリーする

それと斜めラインにタッチした瞬間にエントリーするとそのまま反発せずに、ラインを突き抜けて戻る可能性もあるので、15分足or5分足で下位足で反発を確認するか、

監視足でちゃんと反発してローソク足がピンバー確定した次の足くらいでエントリーするのがお勧めです。

反発を確認してからエントリーするとリスクリワードは悪くなりますが、勝率は上がりますので自分に適したエントリー方法を採用してみてください。

まとめ

今回紹介したWボトム&Wトップのエントリー方法で勝つ為には、今回紹介した手法意外にも通貨強弱やマルチタイムフレーム分析、またリアル相場に今回の知識を落とし込めるほどのトレード技術も必要です。

そのため基本的なテクニカル分析については全網羅し、なおかつそれらの知識をトレード技術に落とし込めるまで過去検証ツールで練習しましょう。

要はFXは技術職なので練習するしかありません。

そしてその練習の中から自分に適したテクニカル手法を一つ見つけ出して、それをさらにプロレベルで極めることで初めてFX勝ち組1割に入ることができます。

僕も今回紹介したWボトム&Wトップのエントリーができるようになるまで、フォレックステスターで10年分くらい過去チャート回したので、知ることとできるようになることは全然別物であることは知っておきましょう。

-Wボトム・Wトップ